最近は、業務無線を聴く趣味は、ほとんど行っていません。航空無線もその他の業務無線も、聞く機会はめっきり減ってしまいまして、受信機もほとんど売却してしまいました。
聞いてるだけじゃ飽きる
無線を聞いているだけでは、どうしても飽きてしまうんです。
自衛隊の訓練用の無線チャンネル、いわゆるGCIと呼ばれるチャンネルを一生懸命探している間は結構面白かったですが、IC-R8600のような、GCI探しに最適な受信機を使っていると、あっという間にGCIが見つかってしまって、あらかた地元で聞くことができるGCIは見つかってしまいました。
私の住んでいるところは、どちらかというと航空自衛隊の基地が近いので、聞くことができるのは航空自衛隊の無線です。
これが、例えば陸上自衛隊の基地が近いと、また新しいGCIを発見することができるのでしょう。
自分で仕掛ける
私の自宅でも、遠く離れた陸上自衛隊のヘリコプター部隊の訓練の無線が聞こえることもあり、それはそれでなかなか興味深い内容ではありますが、遠いところの通信は、なかなか受信する機会がありません。
受信機を持って車などで陸上自衛隊の基地の側に移動すればいいのですが、そこまでやる根性もなく、そのうち、無線の受信事態飽きてしまいました。
新しい環境を作ってみる
例えば、ひたすら受信機でスキャンさせるのではなく、BCD436HPなどユニデンのCloseCall機能を持った受信機を持って、基地の近くや演習場の近くに移動してみるのも、受信環境に変化をつけられて楽しいでしょう。
普通の社会人には難しい
しかし、自分で仕掛けるにしても、新しい受信環境にトライするにしても、自衛隊の活動は平日だけですから、普通の社会人にはなかなか難しいですね。
平日の昼間に、いい大人が自衛地の基地の周りを受信機を持ってうろうろしていたら、完璧に怪しい人認定です。
自衛隊のMPどころか、民間人にすら怪しい目で見られてしまうでしょう。
こう言った時、ミリタリーフォトマニアだとまだ言い訳ができます。
私は、何度か平日の昼間に受信機を持って車で出掛けたことがありましたが、堂々と受信活動動することはできませんでした。
IP無線が幅を聴かし始めている
さて、平日に出かけて受信活動するのが難しいとなると、休日に、イベントでの受診活動を中心に受診活動を行うことになります。
警備の無線はIP無線で不感地帯根絶
最近仕事で都心に行くと、ビル警備などの警備員が使っているトランシーバー が、みんなIP無線に変わってきているのに気づきます。
ビルの警備室は、地下とか1階とかにあることが多く、ビルの高層階と通話することが多い警備員は、IP無線の方が便利なようです。
昔は、高層ビルだと警備室と屋上の機械室との間をトランシーバーです通話することはかなり困難でしたが、今はIP無線なら何の問題もなく通話することができます。
IP無線は、携帯電話の通話システムを使っているので、我々アマチュアが聴こうと思っても、簡単には聞くことができません。アマチュアどころか、傍受のプロ、つまり国レベルの傍聴期間でも携帯電話の内容を、電波の受信により聞くことはできないでしょう。
そんなわけで、警備の無線も簡単に聞くことができなくなっています。
タクシー無線はIP無線で顧客利便性向上
数年前までアナログで聞こえていた地元のタクシー無線ですが、無線の入れ替えの機会にIP無線に移行してしまいました。
都内でタクシーに乗るとわかりますが、タクシー無線専用のデジタル無線もまだまだありますが、最近無線を入れ替えたタクシー会社の多くの無線は、IP無線になっています。
IP無線なら、携帯電話のように様々なデータ通信を利用できますから、料金支払い時のクレジットカードや電子マネーの認証にも利用することができ、タクシーもキャッシュレスで利用することができるようになり、顧客の利便性もかなり高まります。
IP無線を導入しているタクシー会社は、どんどん増えてきています。
JR駅構内の無線もなぜかIP無線へ
JR駅構内の無線も、今までは多くの駅でデジタル簡易無線を使っていましたが、最近はIP無線に移行しつつあります。
特に大きなターミナル駅で駅員が抱えているトランシーバー のほとんどが、ICOM製のIP無線のトランシーバーです。
IP無線は、携帯電話が通じるエリアであれば、全国とトランシーバー で通話することができますが、JR職員が持っているトランシーバーの通話エリアがどうなっているのか気になるところです。
JR東日本のすべてのエリア等通話することができるのか、それとも新宿駅なら新宿駅だけなのか、新宿駅担当のJR東日本の輸送司令室と話をすることができるのか。
しかし残念ながら、IP無線は傍受することができませんから、そうぞうするか駅員がトランシーバー を使っている横で盗み疑義するしか手がありません。
さて、次回は、まだまだ聴くことができる無線について考えてみましょう。