どうしても、受信機の評価の時には、エアバンドに頼りがちです。
別にエアバンドマニアというわけではないのですが、アナログで我が家でよく聞こえる無線はエアバンドだけになったということが大きいです。
AR-DV10のエアバンドが思いの外よかった
AR-DV10ですが、以外にもエアバンドの感じがいいのでびっくりしました。
本体のスピーカーからの音は、IC-R30よりもかなりいです。
VHFエアの感度は、IC-R30よりはいい感じです。
IC-R30のVHFエアの感度があまり良くないので、比較するのもおかしいかもしれませんが。
AR-DV10のエアバンドでのパフォーマンスは、正直期待していなかったので意外でした。
航空自衛隊の基地際に持ち出してみると、意外と使えるかもしれません。
アナログ受信機と並べるとエコーが
面白かったのが、アナログ受信機とAR-DV10と並べて同じ周波数を聞いていると、AR-DV10の方が若干音が遅く聞こえてきて、エコーがかかったような状態になります。
AR-DV1ではこのようなことはなかったので、AR-DV10の処理速度がちょっと遅いのでしょうか。
スピーカーからのノイズが気になる
気になるところといえば、AFアンプらしきヒスノイズが大きいことでしょうか。
屋外でのうるさいところでは、イヤフォンで使っていても気にならないレベルのヒスノイズですが、静かな部屋の中で使っていると、スピーカーですらヒスノイズが気になります。
今まで、本体スピーカーからのヒスノイズが気になる無線機は使ったことがなかったので、びっくりしました。
メモリー管理ソフトでAR-DV1のメモリー移行完了
まだ使い始めて間もないですが、私の住んでいるような住宅街での受信ではAR-DV1となんら遜色がないので、AR-DV1の周波数メモリーをAR-DV10に移行してしまいました。
AORのホームページからリンクされているAR-DV10用のメモリー管理ソフトは、ブラウザで利用するものなので、Macでも使えるという画期的なシステムです。
今までいろいろな無線機管理用のソフトウェアを利用してきましたが、Macで使えるのはなかった記憶です。
出先で無線機を管理したいからと、わざわざMacでWindowsを走らせていただくらいですから。
しかもクラウド上のアプリケーションを使うので、どこにいても誰のパソコンを利用しても使えると思います。
操作方法はブラウザなので独特のものがありますが、パソコン本体へのアプリケーションのインストールが必要なく、OSを選ばないのもいいですね。
今のところグッドなところが多い
スクランブル解除だけをしたくて購入したAR-DV10ですが、今のところ軽く期待を裏切ってくれています。
操作フィーリングは「なんでこうなっているんだ!」的なところあるんですが、今の所、そんなデメリットを上回るくらいいい感じです。
さて、この受信機の最大の売りであるデジタル無線の受信はどんな感じなのか興味がある所です。
自分が住んでいるところは田舎なんで、聞こえるデジタル無線はDCRばかり。
いろいろなデジタル無線を受信するためには、山の上に行くしかないのかと思い始めているところです。