先日、某Jリーグの試合を見に言ったら、イベントコーナーにパトカーが止まっていて、中見放題触り放題、ついでに警察官に聴き放題という感じでしたので、もちろん色々と見てきました。
なんだこのPDAは!
やっぱり一番気になるのは、助手席についているパナソニック系のPDAです。
指令が送られてくる
早速このPDAを何に使っているのか現場にいた若い警察官に聞いたところ、通信司令の内容表示、現場までの道案内などに使っているとのことでした。
現場の住所は通信司令室側で入力されるので、パトカー側で入力する必要なしとのことです。
まあ、これくらいのことは、今やタクシーでも実現されているので驚くほどのことではありません。
ビデオも扱える
想像外の使い方として、パトカーにドライブレコーダーがついていて、このPDAでドラレコの画面や操作をすることができて、映像はなんと常時通信司令室でもリアルタイムで観られるとのことです。
こりゃすごいわ。
通信の回線は、下についている警察無線機は実行速度25.56Kbpsなんで、データはともかく映像は無理だと思うんで、4G回線を使っているのでしょうか。
でも、常時4G回線を使っていると、回線負担は相当なものになるしで、どうなっているんでしょうね。
興味津々ですが、そんな技術的なことまでは現場の警察官がわかるはずもありません。
警察ですら、自前の回線だけでなく携帯電話の回線を使うようになってきているのかと、時代の趨勢を感じられるにはいられないです。
従来の無線も使っているらしい(なぜか安心)
オールドファンとしては、三菱電機製の無線機FM-719Aはなかなかマニア心をそそるデザインで観ているだけでも嬉しくなっちゃうんだけど、4G回線を使ったデータで指令とかが送られてくるんだから無線機の活躍の機会は少なくなっちゃうのかなあと思って、そんなことを警察官に話したら、警察官曰く、通信司令は無線通信でも行われてますよ、とのことでした。
もう警察無線なんて聞くことできるわけじゃないけど、なんとなくちょっとホッとしたのでした。