小海線の話題、まさかその4まで続くとは思わなかったです。
たかが日帰り旅行なのに、よくそんなに話題があるというか、少ない話題で思いっきり引っ張りすぎでしょうか。
さて、せっかく小海線に来たのだから、昭和に一時代を築いた「清里」について考えて見ます。
昭和に青春を過ごしたおじさんは清里に思いを馳せる
小海線といえば、昭和に青春時代を過ごした人たちには、思い出深い場所の一つではないでしょうか。
聖子ちゃんカットした女の子と清里周辺のペンションに泊まるというのが、一つのステータスになった時期もありましたし。
私の青春時代はそんなことに全く縁がなかったので、清里と聞いて遠い目になることはないです。
でも、高原のペンションといえば清里や八ヶ岳、というのが常識な世代です。
清里で途中下車してみた
そんなわけで、今回は日帰り旅行ではありますが時間があったので、清里で途中下車してみました。
案の定、9月に入ったばかりだというのに、お土産物屋さんは皆シャッターが降りているか、開いていても開店休業状態です。
ま、時間も夕方だったんですけどね。
不動産が土産物?
駅前の一等地にある観光客向け施設ですら「売り物件」があります。
駅前通りにある不動産屋さんですら閉店、建物は売り物件になっています。
実際のところ、私は最盛期の清里に列車できたことがないのでなんともいえないのですが、とにかく駅周辺ですら不動産に売り物件が多いのに驚かされました。
信用金庫まで撤退して、建物は空き物件です。
清里はお土産物として不動産を売り出すようになったのか、なんて皮肉も出てくるような状況です。
なぜ清里は衰退したのか私的考察
軽井沢との比較
軽井沢は昔から定番の避暑地、今は新幹線が開通し都心から1時間程度で行け、かつ大手資本が入っています。
避暑地として安定しているし、観光地としても人気が衰えません。
それに比べて清里は、都心からのアプローチは中央本線を利用するのが一般的だと思いますが、新幹線は走っていないこともあり都心から3時間以上はかかります。
高速道路のインターチェンジからも少し離れているため、高速バスの利用もなかなか辛いこともあります。
高原リゾート地として軽井沢とキャラクターが重なると思うので、どんどん人が軽井沢に流れてしまうのかもしれません。
同じ高原リゾート地で高速や新幹線からも離れている菅平高原が、ラグビーを中心としたスポーツ合宿のメッカとなっているように、何か特色を出さないとますますジリ貧になってしまうような気がします。
小淵沢との比較
小海線の始発駅の小淵沢。
駅としては有名なんですが、駅周辺は昔から閑散としています。
最近になって駅舎が改築され、高原へのゲートウェイとしての雰囲気は高まっていますが、あくまでもゲートウェイ。
駅前通りは数百メートルで終了、怪しげなスナックとがある、地方の駅前通りの趣です。
駅前の怪しげな金券屋の自動販売機があったりして。
この辺りは甲府駅前とおんなじ雰囲気。
甲府も県庁所在地として水戸と同じように結構苦労しているようです。
やっぱり、新幹線が来ないというのは大変なんでしょうか。
小海線が賑わっていた時も、小淵沢は特に賑やかではなかったようです。
おそらくは、小海線沿線も昔はこんな感じだったのではないでしょうか。
帰りはサクッと新幹線で
そんなこと偉そうなこと考えながら、自分も帰りは新幹線を利用しています。
HIGH RAIL1375に乗り佐久平から新幹線に乗り換え。
青春18きっぷでのんびり旅とか言いながら、どこかに宿泊するよりは新幹線を使った方がよほどリーズナブルですからね。
これじゃ、どこも観光施設は儲からないはずですね。
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