趣味はアマチュア無線
自分の趣味の一つに、アマチュア無線というのがあります。
少し古い人なら「ああ、あれか」とわかると思います。
オタクの走りといってもいいと思います。
家には超巨大なアンテナが立ち、夜な夜な日本語だか英語だかわからない言葉を機械に向かって叫んでいる、そんな印象ではないでしょうか。
携帯電話が普及した以降の人たちは「アマチュア無線て何?」って思うと思います。
アマチュア無線って「何?」
世の中にはいろいろな電波が飛び交っています。
電波といっても、「誰かが俺に向かって電波を発信している!」なんて話じゃなくて。
携帯電話もそうですし、パトカーや消防車、救急車にも、携帯電話以外の無線機が設置されています。
いろいろな仕事、特に野外を中心に活動する仕事は、無線機を使って業務効率化を図るのが当たり前になってきました。
こういった無線技術全般について興味を持ち、実際に自分でこういった無線設備を持ってみようというのがアマチュア無線です。
趣味のためには国からの免許をもらう必要があることも
自分で無線設備を持つ場合、もし、自分もパトカーとお同じように誰かと電波を使ってコミュニケーションしたい!といった場合、こういった無線設備を使ってコミュニケーションすることを「交信」と言いますが、交信するためには、国から電波を出す許可、つまり免許が必要になります。
免許を取るためには、まず電波を扱うための基本的な勉強をして資格を取得する必要があります。
資格を取得した後、国に免許の申請をすることになります。
受信するだけなら免許はいらない
無線技術全般に興味があるけど交信はする必要がない場合、つまり電波を受信するだけだったら、国からの免許は必要ありません。
ただし、受信だけであっても、無線を扱うためのいくつかの法律、例えば電波法などに従う必要はあります。
コミュニケーションの手段としてのアマチュア無線
今は、スマホやガラケーなどの、手のひらに収まるような機会で、世界中どこにいてもコミュニケーションが取れる時代となりました。
20年くらい前は、移動していたら誰とも連絡が取れませんでした。
唯一、無線だけが、移動中にコミュニケーションを取れる手段だったのです。
携帯電話が登場後も、しばらくは通話料が高い時代が続きました。
しかし、今や、通話料も定額となり、誰でも好きな場所で好きな人と好きなだけ電話で喋れる時代となったのです。
その結果、今はコミュニケーションツールとしての無線の優位性は崩れてしまいました。
アマチュア無線は純粋に無線技術を楽しむ時代になりました
アマチュア無線は、コミュニケーションを目的として楽しむ趣味ではなくなりました。
コミュニケーションを第一目的とせず、無線技術を使ったコミュニケーションという楽しみ方もできるはずです。
だからころ、純粋に無線技術を楽しむ趣味という、本来の姿に戻ったように思います。