4月21日から東武鉄道の新型特急「リバティ」が浅草から会津田島に乗り入れるのに先立ち、会津を鉄道で旅してきました。
会津西街道の鉄道は3社にまたがる
会津地方に行くルートは、新幹線などのJRで郡山まで出て、そこから磐越西線に乗って会津若松まで入る方法と、浅草から東武鉄道〜野岩鉄道〜会津鉄道と乗り継いで会津田島〜会津若松に入る方法の二つがあります。
東武鉄道〜野岩鉄道〜会津鉄道ルートは、実際には浅草から直通快速があったり、東武特急の「けごん」で鬼怒川温泉まで行き、そこから会津田島もしくは会津若松までの直通列車になることができます。
新幹線を使えば流石に早いですが、東武鉄道〜野岩鉄道〜会津鉄道は金額が安価で時間もそれほどかかりません。
ということで、今回は東武鉄道〜野岩鉄道〜会津鉄道ルートを利用しました。
私は宇都宮線沿線に住んでいるので、栗橋までJRを利用、そこから東武鉄道に乗り換え、旅がスタートです。
まず東武鉄道で鬼怒川温泉。そして湯西川温泉まで
「鬼怒川温泉」と言っても、駅近には利便性の高い温泉施設がありません。
今回の旅の目的地はあくまでも会津ですから、そそくさと会津若松行きの快速電車に乗り換えます。
東武鉄道と野岩鉄道は電化されていますので「電車」ですが、会津鉄道は会津田島〜会津若松は非電化区間ですので「ディゼルカー」です。
鬼怒川からディーゼルカーにのり出発!
ちなみに、会津若松発浅草行きという列車もあって、これ、ディーゼルカーが都心の通勤路線を走って浅草まで行っているんですかね。全然知りませんでした。
野岩鉄道には二つの駅近温泉
野岩鉄道には駅近温泉が二箇所もあります。
全国にはいろいろな駅近温泉がありますが、一つの線の二つもあるというのは珍しいのではないでしょうか。
- 中三依駅:男鹿の湯
- 湯西川温泉駅:道の駅湯西川
残念ながら、男鹿の湯の湯は、改装に伴う冬期休館中なので、湯西川温泉道の駅に行ってきました。
この温泉の素晴らしいところは、湯西川温泉駅がトンネルの中にあるということもあり、雨が降っていても傘をささずに温泉施設に行けることです。
温泉入浴料金は510円。
無料の足湯もあります。もちろん無料です。
会津田島は南会津町の行政の中心
湯西川温泉でさっぱりした後は、湯西川温泉駅から直通電車で会津田島駅に向かいます。
会津田島駅は、平成の大合併前までの会津田島町の町役場がある駅です。
その会津田島町役場は、合併後の南会津町の町役場になりました。
なので、会津田島駅は南会津町の行政の中心ということになります。¥
役所の近くには美味しい店が多いという法則
一般的にそんな法則があるかどうかわかりませんが、個人的には、役所の近くには美味しくて価格が手頃なお店が多いような気がします。
そんな会津田島にある「味のれんさくら」。
実はもう何十年も通っているお店です。
地元ではちょっとした有名店。会津という山奥なのにお刺身が美味しいお店です。
会津田島には、酒蔵が3軒あるのも特徴の一つでしょうか。
会津田島は宿泊場所がちょっと残念
今回、久しぶりに駅前にあるビジネスホテル「グリーンホテルミナト」に宿泊しました。
予約時に禁煙室を希望しましたが、全館で禁煙室の用意はないとのこと。
電話で「今の時代にそれはどうなの」と苦言を呈したら「うちは30年それでやってます!」と言われてしまいました。
行政の中心ですから、あまり宣伝しなくてもそれなりに需要があるホテルなのでしょう。
30年間何も変わらないというスタイル、典型的な地方のビジネスホテルです。
せっかく特急が浅草から乗り入れるという話題があるのに、ホテルがこれでは、と地元の観光業者がぼやいていました。
会津田島駅前は、広大なスペースがあり、この広さであれば大型バスが何台も駐車可能。別の場所には、自家用車用の駐車スペースもあります。
会津田島まで特急でやってきて、ここから観光バスで主要な観光スポットに行くことも可能で、会津田島駅周辺には観光客は流れてこない可能性が高そうです。
道路だけが混雑して、地元に金が落ちないなんて嘆きが聞こえてきそうです。
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