3月2日は遠山の金さんの日
1840(天保11)年のこの日、遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元が北町奉行に任命されたことがその由来だとか。
遠山の金さんといえば、時代劇で有名ですよね。
なぜか桜吹雪の刺青です。
私も子供のころ、いろいろな人が演じているのを見たことがあります。
同じ奉行でも、南町奉行の大岡越前より時代劇では派手な役回りが多いような気がしますが、実際のところはどうだったのでしょうか。
江戸時代の北町奉行、遠山景元をモデルに、講談・歌舞伎で基本的な物語のパターンが完成し、陣出達朗の時代小説「遠山の金さん」シリーズなどで普及しました。
他にTBS系列のドラマ「江戸を斬る」のモデルにもなっています。
実際の遠山景元は、天保の改革において女浄瑠璃や芝居小屋が廃止されそうになった時それに反対し、これに感激した関係者が芝居で遠山の金さんを演じたのが「遠山の金さん」の始まりだと言われています。
名奉行であったという記録は残されいないそうですが、当時の将軍徳川家慶から裁判ぶりを賞賛されており、度重なる改革などへ反対しても干されなかったのは、将軍からお墨付きをもらっているからだと言われています。
この点は、大岡越前も、名裁きに関する具体的な記録はないそうです。
遠山の金さんも大岡越前も、日常からの様々な行いが人々により次代にまで受け継がれ、それが芝居や歌舞伎により世間に広まっていったようです。
遠山の金さんのお墓
さて、その遠山景元の墓が、豊島区巣鴨にある本妙寺にあります。
本妙寺は、明治43年(1910)現在地へ移転するまで本郷丸山にあり、現在も文京区本郷五丁目付近に『本妙寺坂』なる地名が残されているそうです。
遠山の金さん以外にも、「明暦の大火(振袖火事) 供養塔」や「関宿藩主 久世大和守歴代の墓」、剣豪である「千葉周作の墓」、「囲碁本因坊歴代の墓」江戸末期の将棋の名人「天野宗歩の墓」などの墓があり、敷地内で江戸時代の様々な歴史に触れることができます。
2016年に本堂の屋葺替えと山門の取り換えられており、施設が綺麗になっています。
桜の時期に訪れたい
本妙寺周辺は、ソメイヨシノの名前の由来となる染井霊園があるなど、江戸の風情を色濃く残す、情緒豊かな場所の一つです。
実際に歩いてみると、本妙寺から駒込窓の間は桜の見所が多く、春の散策をするととても気持ちの良い場所です。
日帰り温泉施設あり
東京染井温泉という日帰り温泉施設もあります。
レンタルウェアやタオルもあり、お花見に疲れた体を手ぶらで癒すことができるのも素晴らしいです。
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