北海道で流氷を見るならどこがいい?
実は私、流氷を楽しむなら、紋別がいいのだと思っていました。
東京からオホーツク紋別空港へANAの直行便がありますし。
空港から流氷を楽しむことができる「ガリンコ号」には、わずか数十分の距離です。
飛行機以外では、札幌からガリンコ号の乗り場に直接乗り付ける直通バスも走っています。
旭川から高規格国道が紋別の近くまで開通していますので、バスの所要時間は冬でも3時間半くらいとかなり近いです。
流氷観光としてなぜか超有名なガリンコ号。
船の前にある回転刄で氷を砕いてしまうのですから、迫力満点です。
手軽に流氷を見るなら網走〜知床かも
流氷見に紋別に行くつもりが網走〜知床に変更した理由
流氷を見に行きたいという思いは強くありました。
シーズンに入ってから、いろいろな知人にそのことを言って回っていました。
そうしたら、冬の北海道に行ったことある人から
「流氷見るなら知床がいいよ」
という助言をいただきました。
その方はオオワシ観察に、昔よく知床に行っていたそうです。
オオワシは越冬のために、冬はロシアから知床あたりまで南下するそうで、今回も知床でたくさん見ることができました。
羅臼あたりでは、海外からの研究者も見かけるそうです。
そのように実際に冬の北海道に何度も行った経験者の方が、「流氷見るなら知床だよ」という助言をいただいたのだから、それに従うのがいいに決まっている。
そう考え、直前まで紋別に行くことにしていた行き先を、網走〜知床に変更したのでした。
北海道はネイチャーツアーの宝庫
北海道に行く人の多くは、北海道の自然を楽しむことを目的にしていると思います。
たとえ夏であっても、プールサイドでカクテル飲みながらのんびり、なんてことを考えている人はいないのでは。
夏はトレッキングや登山、冬はスキー・スノーボードと、本当に北海道は自然を楽しむには最高の場所です。
そんな北海道でも、特に知床は自然が世界遺産になったくらいですから、最も自然豊かなところです。
網走〜知床での流氷観光の醍醐味
流氷を船から見るなら砕氷船「おーろら号」がある
流氷観光は砕氷船の「おーろら号」があります。
この船、砕氷船となっていますが、実は夏は知床観光船として大活躍している船です。
流氷に乗れちゃう!
知床では、流氷ウォークというツアーがあり、流氷の上を歩けるという、多分ここでしか味わえない体験ができます。
個人で流氷の上を歩くことは自殺行為に等しいですが、経験豊富なガイドがつき、かつ適切な装備を着用すれば、流氷の上を歩くことができます。
安価で便利
砕氷船としてのおーろら号の母港は網走の道の駅。
女満別空港からなら、車で30分ほどできてしまいます。
オホーツク紋別空港からガリンコ号の乗り場に行くのと大して変わらない所要時間です。
女満別空港利用の最大の利点は、AIR DOが就航していて、数日前までなら料金が安価であること。
天気予報を見ながら、流氷の状況に合わせてフライトを選択しても料金が安価です。
オホーツク紋別に就航しているANAではこんなわけにはいきません。
片道運賃で、女満別空港を往復できてしまいます。
実は旅行会社のツアーは網走行きが多い
今回流氷観光にあたり、旅行会社のツアーもいくつか検討して見ました。
多くの旅行会社は、ガリンコ号の紋別ではなくオーロラ号の網走行きになっています。
一日1便のみで小さな飛行機しか飛んでいない紋別より、便数が多く大型機も飛んでいる網走の方が、旅行会社としてはいろいろとメリットが多いのでしょう。
網走からのアクセスも比較的簡単
知床へは、網走から車でたった1時間30分。
観光客向けの路線バスも走っていますから、比較的簡単に知床にアクセスできます。
網走から知床までの道路は、冬でもそれほど積雪がなく、雪道に慣れていない人でも、安心してドライブすることができます。
事実、雪に慣れていないであろう、中国人の個人旅行の人はレンタカーを使う人も多く見かけます。
知床の流氷はコンディションがいいから、今からでも十分間に合う!
流氷は、遠くロシアから流れ着くので、オホーツク海沿岸の北から徐々に南下して、最後に知床の着岸するというイメージを持つかと思います。
実際は潮や風の流れもあり、まずは知床沿岸に着岸して、その後、他のオホーツク海沿岸に着岸するというパターンだそうです。
知床が一番流氷のコンディションとしてはいいのです。
今年はここ数年の中で一番コンディションがいいです。
3月になってもまだまだ楽しめます。
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