セレッソ大阪戦が変な日程だったものだから、思いきって関西にとどまってみて、ふらふらしてみました。
和歌山県は、以前、やはりセレッソ大阪戦の時に和歌山市に宿泊したことがありました。
パンダを見に白浜にも行った時に、白浜に泊まったこともあります。
ただ、世界遺産の熊野古道などがある山間部やその周辺には足を伸ばしたことがなく、機会があれば行ってみたいと思っていたのでした。
和歌山県の有田川町に宿泊
セレッソ大阪戦の前に和歌山県の山間部をドライブしました。
台風が近づいている中の和歌山県の山間部のドライブはかなり怖かったのですが、それはまたの機会にお話しするとして。
山間部を降りてすぐのところ、有田川町というところに宿泊してみました。
有田川町といっても、合併により組み込まれた町で、昔は金屋町と呼ばれていたところです。
なぜ有田川町か
なぜ有田川町かというと、近くにある「みさと天文台」に行ってみたかったのです。
天文台はやっぱり夜に行きたい。そうすると、天文台の近くに宿泊したいわけで、そんな宿泊施設の中から、なるべく安価なところを探したところ、有田川町に、一泊4,500円と、かなりリーズナブルなビジネスホテルがありました。
大手トラベルサイトに載っていない怪しげなビジネスホテル
ここになぜか、楽天トラベルにもじゃらんにも載っていないけど、Googleマップで、ちょっと良さそうなビジネスホテルを発見したのです。
最寄りの鉄道駅からクルマを使っても15分はかかるという不便な立地も魅力的です。
「ビジネスホテルかなや」はなかなか良かった
ファーストインプレッションは???な感じ
ホテルに到着すると、ホームページには「駐車場20台まで」と書いてあったけど、ホテルらしき建物の前には2台分のスペースしかなく、しかもよく見ると建物の一階にある居酒屋の駐車場でした。
どうなっているのかと思って注意深く見回すと「ホテル駐車場」と矢印が書いてあります。
矢印の方に向かうと、ホテルと思しき建物から少し離れたところにカラオケスナックがあり、そこに「ホテル駐車場」と書いてあります。
どもう、カラオケハウスの駐車場とホテル駐車場を兼ねているらしいです。
ちょっと迷ったけど、きっとこのカラオケスナックは休業中なんだろうと合点して、駐車場のど真ん中にクルマを駐車しました。
ちなみに駐車場となっているカラオケスナック、夜になったらちゃんと営業しておりました。
お客さんもいたようで、歌声が聞こえました。
一番便利なところにクルマを止めてしまって申し訳ない気持ちになってしまいました。
フロントがないビジネスホテル
チェックインしようとフロントを探しましたけど、それらしきものはありません。
よく見ると、ホテルの入口らしきところに「ホテルにご用の方はこちらの呼び鈴を押してください」と、どう見ても民家の玄関らしき方向へ案内されます。
その玄関らしきドアは、開いたままになっています。
なぜかちょっと躊躇しましたが、意を決して呼び鈴を押すと、中から返事があり中年の男性が出てきました。
自分を一瞥するなり「ああ、さっき電話で予約した人ね。」と言って、宿泊者カードへの記入を求められ、その後、部屋の鍵を渡してくれました。
「清算は明朝ね」
で終了です。
まったく期待していなかった部屋は意外と良かった
さっそく部屋の中に入って探検開始。
電話予約の時「窓が大きい」と言われて意味不明だったのですが、部屋に入ってみると確かに窓は大きいです。
窓どころか、部屋の広さも、地方都市のビジネスホテルにしてはかなり広いです。
部屋どころか、バスルームはトイレと共同ですが、かなりな広さです。
浴槽も狭くなく、湯を張ったらのんびりできそうです。
そしてトイレは嬉しいことにウォシュレットです。
地方都市のビジネスホテルには、未だウォシュレットが無いところが多いのです。
ただ、部屋の入り口には結構な段差があります。
この段差が、実はここが元はビジネスホテルではなく、ホテル用に大規模リフォームしたことを伺わせます。
この段差を玄関のように利用していて、靴を脱いで部屋へ上がるようになっています。
調度品はホテルらしくない
調度品はほとんどなく、このあたりが地方のビジネスホテルを感じます
デスクはどう見てもどこかのオフィスか家庭で使われているような感じ。でも、広いので作業はしやすかったです。
インターネットが使える!
そして、なんと、インターネットがWi-Fiがあるのです!
これも嬉しい誤算です。
ということです、嬉しい誤算が多いホテルとなりました。
食事場所には困らない
ホテル自体には厨房施設はなく、素泊まりだけです。
ホテルの1階は居酒屋です。
そのほか、徒歩10分以内にGoogleマップでもそれなりの評価を受けているラーメン屋と居酒屋があります。
選択肢は多くはありませんが、ひもじい思いをすることはないでしょう。
結構おすすめです
地方の小さな町に安心して泊まれることってあまりありませんが、和歌山県の有田川町にあるビジネスホテルかなやは、数少ない機会を提供してくれるはずです。
値段も一人4,500円。
一人旅だけど道の駅でのビバークはいろいろと周りにも迷惑だからと、オートキャンプ場に宿泊するよりはよほどリーズナブルです。
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